手術の際、
入院をご希望の方へ
白内障や緑内障などの手術は点眼薬による局所麻酔で行え、出血もほとんどないため、外来による手術、いわゆる「日帰り手術」が可能な場合が多くなっています。日帰り手術は住み慣れたご自宅での療養が可能で、入院する際に必要な様々な準備も不要なため、手術への負担が軽減される部分も少なくありません。
当院では基本的に日帰りでの手術を行っていますが、患者様が入院での手術を希望される場合、あるいは医師により入院による手術の方がよいと判断した場合には、当院での手術後に連携している施設で入院療養をしていただいております。術後の診察に関しても入院施設から当院への送迎を行なっておりますので安心して手術後の療養を行なっていただけます。
入院による手術がよいと
考えられる場合
移動が困難で、日帰り手術での通院が難しい
日帰り手術では、手術当日だけでなく、術後にも検診のため複数回の通院が必要になります。そのため、寝たきりであったり、車いすを利用されていたり、あるいは遠方にお住まいで通院が辛いといった場合、入院による手術がよいでしょう。
ひとり暮らしなどで付き添いの方がいない
手術が終了し、帰宅する時には手術を行なった目は眼帯をし、視力が失われている状態になります。できれば付き添いの方がいる方が安心です。付き添いの方がいない場合は入院による手術が安心でしょう。
一方で、全身状態の悪い方や全身麻酔での手術が必要な方に関しては大学病院や総合病院などの地域の基幹病院と連携し、ご紹介させていただきます。
大学病院や総合病院などでの入院手術がよいと
考えられる場合
目の手術自体は、日帰りでも入院でも基本的に手術内容は変わりません。しかし、以下のような場合、大学病院や総合病院などでの手術を検討します。
ほかに身体の病気があるなど、全身状態がよくない
高齢などで心臓の病気があったり、脳血管疾患があったりする場合、緊急対応に備えて大学病院や総合病院などでの入院手術の方がよいと考えられます。
小さなお子様、あるいは認知症や発達障害などがある
小さなお子様や、認知症、発達障害のある患者様の場合、手術中にじっとしていることができず、動いてしまう危険性があるため、全身麻酔にて手術を行います。全身麻酔には大学病院や総合病院などでの入院が必要です。
当院では入院手術に関しても、安心して手術を受けていただけるよう、患者様の状態などを連携する病院としっかりと共有するなどしています。また手術後に関しましても、身近な当院で検査・診察など経過のフォローを受けていただけるようにしています。入院による手術をお考えの患者様は、お気軽にご相談ください。